せっかく色見本を見て色を決めたのに想像していた仕上がりと全然違う!

これは、塗装をするにあたって意外と多いトラブルです。

小さな色見本だけで色を決めてしまうと、実際の仕上がりに「思ったより濃い、薄い」などといった様に見え方が違ったり、イメージと異なる仕上がりになってしまうことがあります。

これは、「面積効果」と言って、同じ色でも面積によって色の見え方が異なることを言います。

例えば、明るい色は色面積が大きくなるとより明るく・鮮やかに見え、暗い色はもっと暗く感じる現象です。

この様な色の認識の違いを起こさないためにも、最終的に色を決める際は大きめサイズの塗り板見本(塗板)を使うようにしましょう。

では、塗板の使い方をご紹介したいと思います。

・太陽光の下で、建物に当てて離れて確認する

・様々な時間や天候でも確認する

・可能であればカラーシミュレーションも活用する

また、選んだ色が街並みから浮いていませんか?

例えば、白系の家が並ぶ中で1軒だけ色鮮やかでカラフルな家があると違和感を覚えます。

周りと調和すること、景観を大事にすることはとても大切です。

特に、塗り板見本を用いて色を確認することはとても重要です。

カラーシミュレーションの活用も一つの手段ではありますが、あくまでも「イメージ」と捉え、必ずこの様な色になると思うと、失敗する可能性がありますので要注意です。