塗装工事完了時に貰う保証書。

いざ保証を使おうと思った時、まさか使用できない事態が起きた、なんて話は実際にある話です。

保証書を巡ったトラブルは、他人事ではありません。

トラブルに巻き込まれないように、今回は実際に起きたトラブルと対策についてお話していきたいと思います。

保証書を受け取ってなかった

塗装業者のなかには、口約束で「保証はついています」と、保証書を渡さない業者もいます。万が一、保証書を出さないような業者であれば、契約自体を考え直したほうが良いでしょう。

施工不良箇所が保証の対象でなかった

保証期間内に外壁にヒビ割れを見つけたので業者に連絡したら「保証の対象は剥がれのみ」と断れた。10年保証と記載しているのに使えなかった。

これは誤解が生んだトラブルです。お客様にご理解いただけるよう、ヒビ割れが保証の対象外となる理由を適切に説明していないため、誤解が生じているようです。どの範囲のものまで保証の範囲なのか、きちんと確認をしておくことが大切です。

施工業者が倒産して保証が無効になった

施工後に問題が発生し、連絡を試みたところ、塗装店が倒産していたという事例もあります。保証書があっても、業者が倒産していてはその保証書は何の役にも立ちません。塗装をする際には保証書を発行してもらい、万が一に備えて第三の保証を受けられる機関を探してみると安心です。

まずは必ず保証書を書面で受け取る(口約束はしない)、保証書は必ず保管しておくことなど重要なポイントをしっかりと押さえれば、外壁塗装工事で後悔するリスクはかなり低くなるはずです。

これから塗装を依頼する業者をお探しの方は金額や塗料の性能の他に保証内容にも焦点を当ててみて業者を選定されることをおすすめします。