屋根 外壁の塗装でラジカル塗料を選ぶメリットとデメリット

最近では、ラジカル塗料を扱う業者が増えてきました。

見積りを取ったらラジカル塗料と書かれていた、そんな経験をしたかたもいらっしゃるかもしれません。

ラジカル塗料とは、正式には「ラジカル制御型塗料」といいます。

ラジカル塗料を選ぶメリットとデメリットについてお話していきたいと思います。

メリット

ラジカル塗料は、ラジカルによる劣化を抑制する効果があるため、通常の塗料に比べてチョーキング(粉化現象)が発生しにくい特性があります。

カビや藻の発生を防ぎ、美観を持続させる効果があり、また、表面の光沢が持続するため、汚れが付着しにくい性質もあります。また、日の当たりにくい北側の壁にも適しています。

デメリット

ラジカル塗料の種類によっては、濃い色の選択肢が限られている場合がありますので、濃い色での塗装をご希望の方は事前に塗料の色見本などを確認しておくことをお勧めします。

また、メーカーの耐候性実験では、15年ほど持つという結果が出ていますが、2012年に発売された比較的新しい塗料なため、実際に塗装をして15年が経過した建物がありません。

そのため、施工例がとても少ないです。

この様に、美観を維持させるなどのメリットはあるものの、施工例が少ないなどの実績が薄い塗料でもあります。

しかし、コストパフォーマンスに優れた塗料なため、今後注目されていく塗料なのは間違いありません。

ぜひ、ご自宅に合った塗料を見つけて塗装いただければと思います。