外壁とサイディングボード その構造は?

サイディングボードとは、建物の外壁に張り付けるボード型の外壁材です。

工場で大量に作られたボードを外壁に貼り合わせ、つなぎ目をコーキングで埋めることで外壁を形成しています。

一昔前に流行ったモルタル外壁より施工にかかる時間が短く、コストを安く抑えられるのが特徴です。

また、色のバリエーションやデザインが豊富で、近年では多くの住宅で使用されている建材です。

サイディングボードの構造

サイディングボードを外壁に張り合わせる方法には

・直貼り工法

・通気工法

この2種類があります。

*直貼り工法

直接サイディングボードを張り付ける工法です。

湿気などの水分を外に逃がすことが出来ないので、カビが発生したり建物の耐久性を損ねる原因になりやすいです。

*通気工法

柱と外壁材の間に空気が通る隙間があるため、防湿効果と防水効果が高い法です。

雨漏りというと、屋根から起こるイメージがありますが、外壁からも起こるのです。

空気が通る隙間があることで結露を防止し、建物自体の耐久性を向上させることが出来ます。

いかがでしたか?

今回はサイディング壁の構造をご紹介いたしました。

現在は、直貼り工法を行う業者はほとんどいません。

これからサイディング壁にリフォームを考えていらっしゃる方、現在サイディング壁を採用されている方。

ご自身のご自宅がどのような施工をされているか、今一度考える機会になれば幸いです。