一般的な住宅の場合、建ててから10年くらいが外壁塗装の目安とされています。しかし、立地状況や建物の構造などにより劣化の進行度は違います。まずは3つの外壁セルフチェックをしてみて、気になる劣化症状がないか確認してみましょう。
①チョーキングを確認する
自己診断のポイントはチョーキングです。手で外壁を触った時、白い粉がついたら防水効果が低下している証拠です。4面全ての外壁を触って劣化症状がないか確認してください。1ケ所でもチョーキングしていたら、塗り替えのサインです。
②クラック(ひび割れ)を点検する
外壁劣化ポイントはひび割れです。建物の周囲をぐるりと回って点検しましょう。外壁のひび割れは2つに分かれます。1つ目は、ヘアークラックで、髪の毛のような細いひび割れです。0.3ミリ以下のヘアークラックであれば、雨水が浸透する可能性は低いです。すぐに塗り替えする必要はないでしょう。0.3ミリ以上の幅の広いひび割れには注意してください。構造クラックと呼ばれるこのひび割れは、雨水が浸透するので外壁塗装が必要です。
③カビ・苔が出ていないか
湿気の多い場所、日陰になる箇所の外壁にカビ・苔が生えていないか点検しましょう。カビや苔が出ていたら、外壁が水を吸い込んでいるサイン。防水効果が切れているかもしれません。
3つのセルフチェックポイントをあげましたが、これらは一例です。気になる症状がある場合、建ててから10年以上経過している場合は専門業者に依頼して診断してもらうことをおすすめします。
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