外壁サイディングに欠かせない「コーキング(シーリング)」。
外壁材同士の隙間を埋め、防水性と気密性を保つ重要な部分です。
しかし、このコーキングは外壁の中でも特に劣化が早い部位で、
放置しておくと外壁や建物内部に深刻なダメージを与えることがあります。
この記事では、
コーキングの劣化で起こる症状・放置リスク・正しいメンテナンス方法を詳しく解説します。
■ コーキングとは?どんな役割がある?
コーキング(シーリング)は、外壁材の継ぎ目やサッシまわりに充填されている弾力性のある樹脂材です。
▼ コーキングの主な役割
-
- 外壁の“防水性”を保つ
- 外壁材同士の“緩衝材”として揺れを吸収
- 目地からの雨水侵入を防止
- 気密性を高めて断熱効果を維持
このコーキングが劣化すると、外壁の寿命にも影響するため、早めのメンテナンスが必須です。
■ コーキングの劣化サインとは?
次のような症状が見られたら、劣化が進んでいるサインです。
🔹 1. ひび割れ(クラック)
コーキングが乾燥し収縮することでひびが発生します。
🔹 2. 破断(完全に割れて隙間ができる)
目地が完全に割れ、外壁材の下地が見える状態。
雨水の侵入リスクが非常に高い危険なサインです。
🔹 3. 肉やせ(痩せてへこんでいる)
コーキングが経年劣化で縮み、弾力が失われる状態です。
🔹 4. 剥離(外壁との接着が離れる)
コーキングが外壁から浮いて隙間ができる現象。
雨漏りの原因となります。
🔹 5. カビ・汚れの付着
コーキングの防水性が落ち、湿気が溜まりやすい状態です。
■ コーキングを劣化のまま放置するとどうなる?
コーキングの劣化を放置すると、外壁や建物全体に深刻なダメージが及びます。
❌ 1. 雨漏りの原因に
コーキングの剥離・破断から雨水が侵入し、
- 外壁内部の断熱材の湿気
- 木材の腐食
- サッシまわりからの雨漏り
といったトラブルを引き起こします。
❌ 2. 外壁材の劣化を加速
特にサイディング外壁は吸水に弱いため、
コーキング劣化がそのまま外壁材の反り・浮き・割れを引き起こします。
❌ 3. カビ・シロアリ被害につながる
湿気がこもることでカビが発生しやすくなり、最悪の場合はシロアリ被害の原因にも。
❌ 4. 工事費用が高額になる
軽い劣化ならコーキング交換で済みますが、
放置すると外壁材の張り替えや内部補修が必要になり、
費用が大幅に高くなります。
■ 正しいコーキングのメンテナンス方法
劣化が進む前に、適切なタイミングでのメンテナンスが大切です。
✔ 1. コーキング打ち替え(推奨)
劣化したコーキングを完全に撤去し、新しいものを打ち直す工法です。
メリット
-
- 耐久性が高い
- 雨漏りリスクを大幅に低減
- 新築同様の防水性に回復
外壁塗装と同時に行うのが最も効率的です。
✔ 2. コーキング増し打ち(補修的な方法)
古いコーキングの上から新しいコーキングを重ねる方法。
ただし、下地と密着しにくいため耐久性は低めです。
注意
-
- 破断・剥離が強い部分には向かない
- 外壁塗装時には「打ち替え」が基本
✔ 3. 高耐久コーキング材を使用
耐用年数が長い「変成シリコン系」「高耐久型」「超耐候型」などを使うと、
従来より長持ちさせることができます。
■ コーキングメンテナンスの最適なタイミング
築7〜10年が一般的なメンテナンス時期
色あせ・ひび割れが見えたら早めの対策
外壁塗装と同時に行うと費用を抑えられる(足場代が1回で済む)
■ まとめ:コーキングの劣化放置は“家全体の劣化”につながる
コーキングは外壁の防水において非常に重要な役割を担っています。
しかし劣化スピードが早く、放置すると雨漏りや外壁材の破損など深刻な被害を招くことがあります。
劣化サインを見つけたら早めのメンテナンスが必須。
ペイントホームズ仙南店では、劣化状況の無料診断や、外壁塗装とセットでのコーキング工事をご提案しています。
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